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コラム

2021.08.09

調査データで明らかになった、 DX成功のカギとなる体制作りとは_Vol.02

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前回は、DX推進においてどういった組織体制で行われているかの調査結果をお伝えし、貴社の理想の体制構築に関してのヒントをお伝えしました。
今回は、そこから更に踏み込んで、DX推進によって売上につなげるステップをお送りします。


 ― 目次 ―
​​​​​
​  1.DX推進により売上向上につなげる7つのステップ
​  2.各ステップでの取り組み(詳細)
  3.まとめ
    
 ―――――

1.DX推進により売上向上につなげる7つのステップ

DXを促進し外部環境に適した事業の変革を行うために、どんなステップを踏むとよいでしょうか。


①DX推進体制構築(経営層、DX推進部門、IT部門)+外部パートナー
 ↓
②DX戦略策定(目指すビジョンやゴール、進め方)
​​​​​  ↓
③アナログ業務の棚卸と脱却(レガシーカルチャーからの脱却)
 ​​ ↓
④システム導入によるIT化(デジタイゼーション)
  ↓
⑤社員のITリテラシー向上(研修、eラーニング)
  ↓
⑥業務効率化による生産性向上と働き方改革(デジタライゼーション)
  ↓
⑦既存事業の新たな付加価値創出と新規事業の開発(デジタルトランスフォーメーション)
  

ステップを着実に踏むことで、市場ニーズを獲得し、貴社の企業競争力がUPされ売上向上に結び付きます。
貴社は今、どのステップにいますか?

2.各ステップでの取り組み(詳細)

では、次はステップにおける取組を見ていきましょう。

①DX推進体制構築
誰がどの部門のどの業務に対してDX推進させるか決めます。
片手間だと普段の業務で忙しくなかなか進まないので、​専門で取り組める方や各事業部の業務内容を理解している方を選抜して体制が組めればベストです。

②DX戦略策定
DXの構想立案を行います。外部環境に応じたデジタル技術の活用や企業の変革に適応するシステムの刷新などを計画します。 ​​​

③アナログ業務の棚卸と脱却
標準化されていない属人的業務や紙を扱う業務などを洗い出します。

④システム導入によるIT化(デジタイゼーション)
・紙の書類等を電子化するペーパーレス化
​​​・洗い出した個別業務に対して、自社のオペレーションにあった最適なデジタルツールの選定と導入をします。

⑤社員のITリテラシー向上
使いこなせるようにする事と、その先の活用頻度をあげるため、社員向けの定期的なITリテラシー向上の勉強会を開催します。

⑥業務効率化による生産性向上と働き方改革(デジタライゼーション)
ITリテラシーが身につくとともに、個別業務プロセスのデジタル化が実現し、時短や効率化に繋がり、結果、生産性向上や働き方改革に繋がります。

⑦既存事業の新たな付加価値創出と新規事業の開発(デジタルトランスフォーメーション=DX)
・全社を横断した業務プロセスのデジタル化
・デジタル技術を既存事業に活用し、新たな付加価値を​​​​​提供、社員視点での業務効率やお客様視点での利便性を高め、サービス価値を高める。
・各業務、部門で導入したシステムを連携し、部門間で発生したデータを分析。サービスや製品開発に活用する。部門間のシナジーを生みだして事業やサービスの新しい価値を創出する。
・競争上の優位性を確保

3.まとめ

以上、具体的なIPAの調査から、DX化を進めるにあたってのステップと取り組みをご紹介しました。
デジタイゼーションから始まり、デジタライゼーションを経由し、その先に、デジタルトランスフォーメーションがあるという流れ。
各社がDXプロジェクトをスタートするなか、競合企業から一歩先をリードするために、貴社がどのように取り組むかのきっかけになれば幸いです。

弊社では、企業のDX化を促進するための、ニーズに合わせたソリューション提供とコンサルティングが可能です。
下記よりお問い合わせください。

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この記事の著者

DXコンサルタント(T.Y)

DXコンサルタント(T.Y)

企業の業務改善、DX推進実績多数。グローバル化を見据えた日本全体の企業のDX推進底上げを目指して日々奮闘中!
DX推進プロジェクトによるリアルタイムで得たノウハウを元に、企業のDX推進の取り組みが加速するための情報を発信いたします。

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