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コラム

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2021.07.13

チャットツールの活用法 〜Slack BotとGASを用いたチャットボットの開発例〜

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テレワークの普及も相まり、今や業務に欠かせない存在となりつつあるチャットツール。
実は、それらには単なるテキストコミュニケーション以上の活用の可能性が秘められているのです。
その一つに、アナウンスやリマインドを自動で行ってくれるチャットボットの開発が挙げられます。
本記事では、弊社で実際に運用されているものを例にとりながら、チャットボットについてご紹介させていただきます。

​1.チャットボット概要

ご紹介させていただくのは、弊社で開催されている勉強会(通称:Tech Meeting)の開催通知ボットです。

主な機能は以下になります。
・ Google Calendarから予定を取得
・ Calendar内のイベントで、件名に特定文字(この場合は"Tech Meeting")を含むものがあれば詳細情報をさらに取得
・ 上記で取得した内容を、開催日当日の午後0時と開催30分前に全体グループに投稿
・ Calendar取得トリガーは毎日1回起動

つまり私が勉強会の予定をCalenderに登録すると自動的にリマインドを投稿するボットです。

また、このボットはSlack BotとGASにより構成され、Slack上で動きます。
まずはSlackとSlack Botについて紹介と解説を行なっていきます。

※当記事では簡略化した解説を行なっております。Botの詳しい開発手順については、下記Qiita記事をご参照ください。

2.SlackとSlack Bot

Slackとは、ビデオ、音声通話も搭載している他、Google DriveやDropboxなどのフォルダ共有サービスやカレンダーなど、1,000種類以上の外部機能と様々な連携ができるチャットツールです。
無料プランの他、プロ、ビジネスプラス、Enterprise Grid等の有料プランも存在しますが、本記事で紹介するボットは無料プランで実行可能です。

SlackにはSlack Botという機能があります。
この機能で作成できるBotアカウントは、通常のユーザーアカウントと同様、名前、プロフィール、プロフィール写真を持ち、メッセージの送受信やファイルのアップロードが行えます。
Slack上でメッセージの自動やりとりボットを作りたい場合は、この機能を用います。これに対してメッセージ送信指示と送信の内容を与えれば良いということになります。

さて、今度は指示を与える機能が必要になってくるわけですが、これにはGASというものを利用します。

3.GAS(Google Apps Script)

GAS(Google Apps Script)は JavaScriptベースのスクリプト言語で、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームなどの G Suite サービスをカスタマイズ、拡張できます。
今回はGoogle Calendarにこれを用います。毎日の決まった時間にその日のカレンダーのデータを読み取り、アナウンスをしたいイベントを発見した場合はアナウンス指令をSlackに送るようなコードを書けば良いです。
あっけないですが、チャットボットの最低限の機能はこれだけで完成です。
あとはbotがアナウンスするタイミングが開催30分前になるように調整するなり、メッセージをMarkdown形式で修飾するなり、自由にカスタマイズしましょう。

4.チャットボットで何ができるようになるのか

Slack BotとGASのそれぞれの機能の活用法は多岐に渡ります。ですから、それらを組み合わせたチャットボットに実装できる機能も、想像力の及ぶ限りの多様さを見せることになります。
当コラムで紹介したボットもそのほんのごく一例にすぎません。
しかし、こうも選択肢が多く、"なんでもできる"状態だと、かえって何をしたら良いか分からなくなってしまうものです。
その際には、現在の業務フローを振り返り、どこか自動化できる工程、つまり人間がやるまでもないような単純な工程を探してみることをオススメします。
決まったスケジュールのリマインドなどはもちろん、スケジュールの登録、あるいは、特定文言のスプレッドシートへの書き込みなど、チャットボットは様々な雑務からあなたを解放してくれるはずです。

5.自動化の意義

これまでに人力で行っていた作業を自動化させれば、もちろんその分の時間が節約できます。
また、機械による作業に切り替わるわけですから、ミスの可能性もほとんどなくなるでしょう。
そもそも自動で実行されるわけですから、タスクとして頭にとどめておく必要もなくなり、その分他に集中することができます。
チャットボット等を利用し、雑務を自動化することで、人は時間的、精神的な身軽さを得ることができます。

ITによって世の中の進歩が加速していく現代において、この身軽さは大きな武器となるのではないでしょうか

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この記事の著者

H.W(テクニカルライター)

H.W(テクニカルライター)

『エンジニアで培ったスキルを武器に、情報システム部門・マーケティング部門の方が今欲しいDX情報を発信します!』

学生時代は生物学の分野でカニの生態について研究に没頭。興味を持ったことには何事にも深く追求していくことが得意です。
マイクロウェーブに入社しエンジニアとしてクライアント案件に従事しながら、クライアントへの新たな施策提案のためにITの新技術研究に没頭し、
現在は各業界がDX推進できるように業務・技術・マーケティングの観点でDXについて研究中!

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