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コラム

2022.08.01

【図解】Webカタログの新設・リニューアルが活発化!EC・コーポレートサイト連携で倍増するメリットとは?

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B2C・B2Bのビジネスモデルを問わず、旧来より商品情報の辞典・教科書的な存在として扱われる「カタログ」というツール。
昨今のデジタルデバイスの普及に伴い、カタログ=印刷物のイメージから大きく飛躍したWebカタログ(デジタルカタログ)に触れる機会が増えている方も多いのではないでしょうか?

カタログは「型録」と当て字されるなど、商品やサービスの買い手が店舗まで出向いたり、売り手が訪問したりしなくても、買い手の手元で商品やサービスそのものや関わる情報を確認することができる、商取引のベースツールとしての存在感(価値)を発揮します。
紙媒体(印刷物)であったカタログをインターネット上で閲覧可能にしたWebカタログには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

今回は、Webカタログによって得られる5つのメリットをご紹介します。

01.大幅なコスト削減が可能

紙のカタログは、その利便性やビジネス効果が見込まれるとはいえ、発行には大量の部数が必要で、それなりのコストがかかります。一方、Webカタログは印刷の必要がありません。
印刷コストの削減以外にも、在庫を抱える保管や郵送のためのコスト、余剰在庫の廃棄コストなど紙媒体であることに掛かるコストの大幅な削減に寄与します。

昨今では、Webカタログ制作用ソフトウェアやサブスクリプションサービスなどの選択肢が増え、Webカタログの導入がしやすくなってきたことも、多くの企業がWebカタログの採用を決める強い要因のひとつになっています。

02.手軽に更新ができて臨機応変な対応が可能

紙のカタログやチラシ、ポスターを印刷して配布した後では、当然のことながら内容の更新はできません。手軽に更新が可能な点はWebカタログの大きなメリットです。

インターネット上での顧客接点が増え続ける状況において、実際に印刷したデータをWebサイトやSNSにPDFや画像形式で投稿することも多くあります。しかし、PDFの表示速度が遅かったり、デバイスによっては閲覧しにくかったりと、なかなか想定通りの動きをしないことも珍しくありません。

印刷データ自体をWeb(カタログ)化することで、見た目の美しさはもちろん、表示速度が早くなって閲覧ストレスを軽減し、マルチデバイス表示も可能になります。冊子をめくる動作を加えることで、PDFとは違った臨場感を演出し、紙カタログと同様に閲覧する楽しさの提供もできます。

また、新商品やお知らせが増えても手軽に情報の更新が可能で、鮮度の高い商品情報を届ける手間やコストを減らせることも大きなメリットです。
商品情報(仕様、取り扱い有無、マニュアル、誤字・誤植など)の変更をいち早く更新する必要がある場合に、紙媒体ではすべて印刷し直す必要があり、非常に効率が悪いものでした。Webカタログであれば、劣化する情報の修正がたやすく、常に鮮度を保った情報を提供できるので、買い手と売り手の双方にとって大きなメリットがあります。

03.営業力がアップする上にデスクスペースを奪わない

営業スタッフにとっても、今まで持ち歩くことが大変だった分厚く重い紙カタログを、ノートパソコンやタブレット端末に入れて手軽に持ち運べるようになります。どこでも最新かつ正確な情報を提示できるので、様々なシーンで活用することが可能です。

さらに、Webカタログは動画を組み込むことも可能で、実演など視覚的なアピールにも最適です。リンクを設定することで、資料の提供元を確認したいケースでは簡単に外部サイトへ移動できます。
また、WebカタログのURLをメールやチャットで共有することで、共有先の担当者に好きなタイミングで閲覧してもらえるのはもちろん、デスクスペースを奪う(埋めてしまう)こともありません。

04.販売や売上に直結させることができる

紙カタログを見て購入意欲が高まった場合、次に電話をしようか? FAXをしようか? パソコンを立ち上げようか? など購入までのステップが多くかかります。ユーザー(買い手)の心理として、購入(申し込み)するのが面倒になったり、購入意欲が削がれてしまったりすることも珍しくありません。

その点、インターネット上で閲覧可能なWebカタログなら、気に入った商品を見つけてすぐにECサイトの購入フォームへと移動できるので、購入(申し込み)=売上までの距離が格段と縮まることは間違いありません。
紙カタログは、もともと「広告」と「営業」を兼ねた商取引のベースツールに該当しますが、Webカタログではさらに「販売」する力が加わります。買い手の「欲しい」気持ちを冷ますことなく、スムーズに購入へと導くことができるのです。

05.拡散性が増して顧客満足度がアップする

令和3年に行われた総務省による通信利用動向調査では、インターネットに接続可能な情報通信機器(スマートフォンなど)の保有割合は88.6%に達しています。
このような背景から、デジタルを前提としたインターネット上の顧客接点(商品情報のリーチ)を意図的に増やすことは、これからの時代のビジネスにおいて必要不可欠といえます。

Webカタログの特性として、ユーザーが購入を迷った際にメールやチャットで第三者に簡単に相談できたり、SNSで気軽にシェアしたりと、ユーザーそれぞれに使い勝手の良い情報ソースへと転化されていきます。
商品情報が拡散されることで、様々なルートからの潜在顧客の獲得が可能で、ユーザー(買い手)が求める商品情報へのアクセスが向上すると同時に、顧客満足度の向上へと繋がります。

まとめ

本格的なDX時代へと向かう現在、改めてWebカタログが再見される背景には、前述の5つのメリット以外にも企業のDX実現に向けたデジタライゼーションの観点があります。
デジタルによる顧客接点の多様化や、組織が大きくなるほど増え続ける傾向にある商品と露出チャネル・メディア、関連資料など、自社の情報資産活用に先駆けて取り組み、それら取り組みの成果の一つとして昨今のWebカタログの先進化が挙げられます。

中でも、コロナ禍を機にユーザーの獲得競争が激化するECビジネスにおいて、日進月歩の勢いで増加・複雑化するチャネル・メディア群への対応をはじめ、ECサイト単体で有効なアウトプットを生み出し続ける難しさに直面するケースも多いのではないでしょうか?

2021年12月に公表されたソーシャルコマースに関する定点調査では、商品・サービスを知るきっかけとなる情報源として、ECサイトの46.8%がトップになりました。ビジネスのEC化が可能な企業にとって、今後もECサイトの充実(活性化)が重要なことは間違いありません。

同時に、現時点でECサイトがリーチできていない50%を超えるユーザーに向けて、ECサイトを活性化(後押し)するWebカタログ、コーポレートサイトとの連携強化(自社情報資産活用の最適化)によって、加速度を増しながらEC市場をリードしようとする試みは、今後も注目に値するといえます。

マイクロウェーブでは、ECサイトやWebカタログの構築をはじめ様々な業務システムの開発実績と知見をもとに、ベンダーフリーの中立な立場からお客様の実用性を重視したシステム開発、サイト構築、運用サポートまでを一貫して行っています。
デジタル時代の未来を見据えた自社情報資産活用をご検討の際には、是非お気軽にお声掛けください。お客様のビジネス効果最大化に向けたご提案をお約束いたします。

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この記事の著者

マイクロウェーブ マーケティングチーム

マイクロウェーブ マーケティングチーム

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