弊社フルリモート開発チームの働き方紹介
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感染症拡大に伴い、リモートワーク(テレワーク)の必要性が急激に高まってから一年以上が立ちました。
本記事では弊社開発チームを例に、リモートワークの実態の紹介から、労働者目線でのメリットデメリットの整理、今後の課題等について考えていきます。
実態
メンバー
20~30代のメンバー11名で構成されており、拠点の比率は東京が7名、続いて福岡3名、韓国1名となっております。
そのうち、現在フルリモート状態(今年度の出社回数0回)のメンバーは6名です。
残りのメンバーは状況に応じてリモートと東京本社への出社を切り替えながら働いています。
業務
Javascript(Typescript+React)やPHPからなるシステム開発が主な業務内容で、受託開発/自社開発の両方を行います。規模の大小に応じて、1システムあたり2~6人で開発が行われます。
実績
弊社チームではこの体制により、受託案件のほか、@葬儀、newbieなどの自社サービスをリリースさせており、開発チームとして十分に機能していると言えます。
メリット
居住地の制限を受けない
出社せずとも業務が成り立つので、会社近辺に住んでいる人に限らず、日本全国、ひいては海外にいる方の採用なども可能になります。
また、諸事情により居住地の変更がある際も、問題なく対応可能です。
感染症、災害の影響を受けづらい
昨今の情勢を鑑みるに、他者との接触を最低限に抑えることができるのは間違いなくメリットになります。
また、台風や大雨による交通網の麻痺の影響も受けずに済むため、災害に対して一定の耐性があると言えます。
仕事と生活のバランスがとりやすい
通勤時間がなくなることによるプライベートの時間の確保に加え、自宅にいながら仕事ができることから、育児や介護との両立も可能になります。
デメリット
コミュニケーションのハードルが高い
リモートワーク環境で他者とコミュニケーションを取るためには、チャットツール等で自分から働きかける必要があり、単純に声をかけるのに比べてハードルが高くなってしまいます。
そのため、業務とは関係ないやりとりも生まれづらく、部署やチームを超えたつながりを作る機会も減少してしまいます。
また、一つ一つのやりとりにもラグが生じ、意思決定もモタつきがちです。
技術の共有、連携が難しい
プログラムの共同開発にあたり、規約やドキュメント外の細かな質問、共有が必要になる場面は往々にして発生しますが、その都度チャットの文を作成したり、オンライン通話の部屋を作るのは手間です。
また、ジュニアクラスのエンジニアが上級者に細やかな指導を受ける機会も用意が難しくなっています。
各メンバーの作業状況が不透明
コミュニケーションが滞ると、メンバーの作業状況が不透明になり、忙しいメンバーの負担を減らす、余裕のあるメンバーにタスクを追加するなどの調整もしづらくなってしまいます。
また、忙しさに気を使ってさらにコミュニケーションが滞る悪循環も引き起こされてしまいます。
対策
ランチミーティング
チーム内外のコミュニケーション推進のために、ランチミーティングというイベントを定期開催しております。メンバーをシャッフルしながら2~3人のグループに分け、ビデオチャットをつなぎながら雑談をするというものです。少人数とすることで一人当たりの発言機会を増やしながら、業務の垣根を超えた個々人の結びつきを強めることができました。
定期勉強会(輪読会)
また、勉強会も定期的に行っております。最近の例では技術書の輪読という形をとり、毎週ごとに決められた発表者が担当箇所について通しで読み、所感を発表します。それに対して、他メンバーが質疑応答を投げかけながら話し合いを進めていました。
チーム内技術レベルの底上げの他、コーディングの際の意図や思想のすり合わせにもつながりました。
Google Calendarの活用
Google Calendarに各自の業務をタスク、ミーティング単位で記入することで各人の作業状況を可視化し、通話コミュニケーションのタイミングを調整できるようになります。
より生産的なリモートワーク環境のために
リモートワークによって生まれるデメリットの多くは、オフィスという環境がなくなってしまったことに起因するものです。
つまり、オフィスが元々持っていた役割を分解し、新しい形で補っていけば、より質の高いリモートワーク環境が実現できるようになるはずです。
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この記事の著者
プロデューサーチーム
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多くのクライアント案件に従事しながら、新たな施策提案のために戦略~構築~運用まで幅広い情報をインプットし、研鑽に努めております。Web戦略やサイト構築の事例や効果的な手法を発信していきます!